オリックスグループの働き方改革~事業領域の拡大と多様な人材に対応する、職場改革プロジェクトを推進~
オリックスグループは、国内外マーケットの変化に対応したビジネス展開をしていく上で、多様な価値観を持った社員が生き生きと働ける職場環境が必須であると考え、2016年度より職場改革推進プロジェクトを立ち上げ、国内のグループ各社で働き方改革を進めています。
生産性高く働くことを目指し、多様な働き方を実現する人事諸制度の導入(ソフト面の改革)と、多様な場所で働けるインフラ整備(ハード面の改革)の両面からさまざまな施策に取り組んでいます。
~社員からの提言をもとに、多様な施策を推進~
初年度はCEO 直轄の「職場改革推進プロジェクト」を発足し、国内の主要グループ会社10社、200人以上の現場で働く社員で委員会を立ち上げました。約半年の期間をかけて社員のニーズを把握し課題・施策を検討、約120の施策をCEOに提言しました。
プロジェクトで発案された社員からの提言をもとに、多様で柔軟な働き方につながる人事諸制度を中心に、80施策を実行。働く時間の柔軟性を高めるため、既存のフレックスタイム制度のコアタイムを廃止したスーパーフレックスタイム制度の新設や、1時間単位で取得できる年次有給休暇制度の新設、リフレッシュ休暇取得奨励金制度の拡充を行いました。また、多様なキャリア観を支援するため、社内インターンシップ制度を開始しました。
さらに、働く場所の柔軟性を高め、多様な働き方の後押しとなるよう、IT設備の充実化、外部サテライトオフィスの拡充を進め、自席以外でも働けるインフラ整備に取り組みました。同時に、職場改革を推進することで生まれた時間を社員が有効活用できるよう支援する制度として自分磨き制度を開始しました。2019年2月には新オフィスがオープンし、フリーアドレスの導入や打合せスペースを多く設けるなど、オフィス環境の充実化を図っています。場所や時間を固定されない柔軟な働き方ができる環境作りは他の拠点でも順次展開しています。
~多様な働き方を実現する人事諸制度~
~多様な場所で働けるインフラ整備~
オリックスグループの働き方改革推進で大事にしていることは、すべての社員に働き方改革の目的は残業時間の削減ではなく、生産性高く働く環境を、会社と社員が一体となって作っていくということを理解し行動してもらうことです。
そのため、現在は社員一人一人の意識改革を行動改革に繋げるステージに移り、働きやすさだけではなく、働きがいの醸成を目指しています。すべての社員が働きがいを感じながら、自発的、意欲的に仕事に取り組めるよう環境を整え、より生産性高く仕事へ取り組んでいくため、時代や環境の変化に応じて職場環境を進化させ、成長を続けていける土壌を整えていきます。