住民×民間企業×大東市=まちの元気! -大阪府大東市の健康福祉-
大都市よりも大東市!
大東市は大阪府の東部に位置し、西隣に大阪市、東隣に奈良県生駒市が隣接したベッドタウンです。市の1/3が山間部であり、暮らしの近くに山や川といった自然が存在します。人口120,362人に対し65歳以上人口は32,529人と高齢化率は27.02%です。(2019年10月末現在)手前味噌にはなりますが、都会過ぎず田舎過ぎず、大きすぎず小さすぎず、買い物も交通面もとっても便利。そして等身大の自分で楽しめる居心地のいいまち、それが大東市です!(※筆者個人見解)今回は大東市が誇るストロングポイントのひとつ「健康福祉」についてその一部をご紹介します。
住民主体の「大東元気でまっせ体操」
平成17年、市の理学療法・作業療法士が「効きまっせ!若ぅなりまっせ!寝たきりならんで儲りまっせ!」の三拍子をキャッチコピーに、市オリジナル健康体操「大東元気でまっせ体操」を考案しました。
定期的な運動習慣を持つことで、寝たきりを予防し、介護サービスの自己負担も減るというメリットをアピールしながら普及を進め、2019年10月現在、124団体の約2,400人の高齢者が自主的に集まり、週1~2回体操をしています。公の施設だけでなく市内の信用金庫や生命保険会社など、民間企業とパートナーシップを形成しながら、市内のいたるところで教室が継続され、また広がりをみせています。地域主体の介護予防の拠点をつくることで、高齢者の活動性を高め、虚弱化を防止することにつながっているのです。さらに、市の社会保障費の抑制にもつながるなど、財政面でも大きな効果がみられています。
地元企業とつなぐ通いの場
「大東元気でまっせ体操」の拠点を増やす必要があることは勿論ですが、山間部など、近くても坂道が障壁となり拠点まで行けないといった移動の課題に対して、平成31年3月から住民主体の移送サービスを開始しました。(下図)この移送サービスは、住民が主体となり、スーパーマーケット、銀行内の体操会場、バリアフリーの浴室付きの会場を巡ることで高齢者の移動の課題を解決するとともに、体操参加者が定期モニターとして協力することで民間企業の商品開発が進められる等多方面に広がりをみせています。
今後は病院、歯科医院、薬局、コンビニなど、これまで以上に地域の民間企業や民間施設を巻き込みながら、新たな介護予防の拠点を増やし、一人でも多くの高齢者が元気で暮らし続けられる地域づくりを目指します!
お問合せ
大東市 政策推進部 公民連携推進室
TEL: 072-870-9623
Mail: sousei@city.daito.lg.jp